沖電気工業の2026年3月期第2四半期は、新紙幣対応等の大型案件剥落により減収減益となりましたが、パブリックソリューション事業が好調でした。売上高1,794億円(前年同期比9.2%減)、営業利益12億円(同80.4%減)となり、通期予想は売上高4,400億円、営業利益190億円に修正されています。自己資本比率は37.0%に改善し、年間配当50円を予定しています。
主な事業セグメント
沖電気工業株式会社の主な事業セグメントは、パブリックソリューション、エンタープライズソリューション、コンポーネントプロダクツ、EMSの4つです。これらのセグメントを通じて、社会インフラの維持に貢献し、安心・便利な社会インフラ、働きがいと生産性向上、地球環境の保全の3つの分野で価値を提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2026年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が1,794億円(前年同期比9.2%減)、営業利益12億円(同80.4%減)、経常利益9億円(同80.9%減)、親会社株主に帰属する中間純利益6億円(同75.3%減)となりました。新紙幣対応等の大型案件の剥落により減収減益となりましたが、売上高は一定水準を確保し、利益もおおむね順調に推移しています。セグメント別では、パブリックソリューション事業が増収増益、エンタープライズソリューション事業が大型案件剥落により減収減益、コンポーネントプロダクツ事業とEMS事業が減収減益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比180億円減の3,930億円となりました。主な変動として、受取手形、売掛金及び契約資産が247億円減少した一方、棚卸資産が105億円増加しました。負債では、支払手形及び買掛金が81億円減少しました。自己資本比率は37.0%と、前期末の35.4%から改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは31億円の収入(前年同期154億円の収入)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは61億円の支出(同83億円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは46億円の支出(同101億円の支出)となりました。結果として、フリー・キャッシュ・フローは30億円の支出(同71億円の収入)となり、現金及び現金同等物の残高は前期末比73億円減の289億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高4,400億円(前回予想比100億円減)、営業利益190億円(変更なし)、経常利益170億円(変更なし)、親会社株主に帰属する当期純利益160億円(同20億円増)に修正されました。EMS事業の業績動向や特別利益として投資有価証券売却益、構造改革の影響を織り込んでいます。セグメント別では、EMS事業の売上高予想を665億円(前回予想比100億円減)に下方修正しています。
株主還元
2026年3月期の配当予想は、期末配当50円(年間配当50円)となっています。前期実績は期末配当45円(年間配当45円)でした。