阪神内燃機工業の2026年3月期中間決算は、売上高が20.4%増の67.09億円、営業利益が191.6%増の3.09億円と大幅な増収増益となりました。主機関の売上が好調で、特に輸出が99.6%増と伸長しました。ただし、部品販売の採算悪化やCMR事業の落ち込みにより、中間期業績予想は下回りました。通期予想は据え置き、主機関の契約価格改善や生産量増加による業績回復を見込んでいます。
主な事業セグメント
阪神内燃機工業株式会社の主な事業セグメントは、舶用内燃機関の製造・販売です。主に内航船向けの主機関、部分品・修理工事、およびCMR(鋳造・金属機械加工)を手がけています。国内外の海運業界向けに事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間会計期間の売上高は67.09億円(前年同期比20.4%増)と大幅に増加しました。主機関の売上が39.9%増加し、特に輸出が99.6%増と好調でした。利益面では、営業利益3.09億円(同191.6%増)、経常利益3.62億円(同165.9%増)、中間純利益2.55億円(同131.7%増)と大幅な増益となりました。ただし、部品販売の採算悪化やCMR事業の落ち込みにより、当初の中間期業績予想を下回る結果となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は251.46億円(前期末比0.6%増)とほぼ横ばいでした。負債合計は101.56億円(同0.5%減)、純資産合計は149.89億円(同1.3%増)となりました。自己資本比率は59.5%(前期末59.1%)と若干改善しています。主な変動として、現金及び預金が7.75億円減少した一方、製品が5.61億円、投資有価証券が2.26億円増加しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1.39億円の収入(前年同期比83.6%減)となり、大幅に減少しました。投資活動によるキャッシュ・フローは13.7億円の支出(前年同期は10.79億円の収入)となり、設備投資や投資有価証券の取得が増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは2.37億円の支出(前年同期比20.8%増)となりました。結果として、現金及び現金同等物の中間期末残高は31.93億円(前年同期比36.5%減)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期業績予想は、売上高139億円(前期比4.2%増)、営業利益7億円(同14.4%増)、経常利益7.5億円(同9.9%増)、当期純利益5.3億円(同1.2%減)を見込んでいます。当中間期の業績は予想を下回りましたが、下半期には主機関の契約価格改善や生産量増加による操業度向上を見込んでおり、通期予想は据え置いています。
株主還元
2026年3月期の配当予想は、中間配当35円、期末配当40円の年間75円(前期比5円増)を予定しています。これにより、配当性向は45.9%となる見込みです。