東邦チタニウム株式会社の2026年3月期中間決算は、売上高410億4,400万円(前年同期比6.2%減)、営業利益13億2,400万円(同49.5%減)と減収減益となりました。金属チタン事業の低迷が主因ですが、触媒事業と化学品事業は回復基調にあります。通期予想も下方修正されており、厳しい事業環境が続くと予想されています。
主な事業セグメント
東邦チタニウム株式会社の主な事業セグメントは、金属チタン事業、触媒事業、化学品事業です。金属チタン事業は航空機向けや一般産業用途向けのチタン製品、触媒事業はポリプロピレン製造用触媒、化学品事業は超微粉ニッケルなどを扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の経営成績は、売上高410億4,400万円(前年同期比6.2%減)、営業利益13億2,400万円(同49.5%減)、経常利益11億8,100万円(同30.7%減)、親会社株主に帰属する中間純利益6億9,900万円(同38.2%減)となりました。金属チタン事業は航空機向け需要の低迷、触媒事業は需要回復、化学品事業は需要回復基調にあります。全体として減収減益となっていますが、触媒事業と化学品事業は増収増益傾向にあります。
貸借対照表の変化
当中間連結会計期間末の総資産は1,238億1,600万円(前期末比0.8%減)、負債は655億2,200万円(同1.4%減)、純資産は582億9,300万円(同0.1%減)となりました。自己資本比率は47.1%(前期末46.8%)と若干改善しています。売掛債権と棚卸資産の減少が主な要因で、財務状態は概ね安定しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは64億2,900万円の収入(前年同期比49.0%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは74億7,000万円の支出(同30.5%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは6億2,600万円の支出(同86.7%減)となりました。設備投資の増加と営業キャッシュ・フローの減少が目立ちますが、財務活動での支出は抑制されています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高813億円(前期比8.6%減)、営業利益40億円(同39.8%減)、経常利益36億円(同42.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益19億円(同55.4%減)と、減収減益を見込んでいます。前回予想から下方修正されており、事業環境の厳しさが続くと予想されています。
株主還元
当中間期の配当金は1株当たり9円(前年同期8円)となりました。通期の配当予想は1株当たり18円(前期18円)で据え置かれています。配当性向は上昇する見込みですが、安定配当の姿勢が維持されています。