日油株式会社の2026年3月期中間決算は、売上高1,091.39億円(前年同期比1.2%減)、営業利益206.48億円(同11.5%減)と減収減益となりました。しかし、通期業績予想は上方修正され、売上高2,584億円(前期比8.4%増)、営業利益460億円(同1.5%増)を見込んでいます。増配と自己株式取得により株主還元も強化されており、下半期の業績回復に期待が高まっています。
主な事業セグメント
日油株式会社の主な事業セグメントは、機能化学品事業、医薬・医療・健康事業、化薬事業です。機能化学品事業では脂肪酸誘導体や界面活性剤、医薬・医療・健康事業では食用加工油脂や健康食品、化薬事業では産業用爆薬類や宇宙関連製品を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間期の売上高は1,091.39億円(前年同期比1.2%減)、営業利益は206.48億円(同11.5%減)、経常利益は216.32億円(同8.3%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は154.19億円(同9.4%減)となりました。機能化学品事業の減収減益が主な要因ですが、医薬・医療・健康事業と化薬事業は増収増益となっています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比203.92億円増の3,775.88億円となりました。主な増加要因は、棚卸資産の増加92.63億円、有形固定資産の増加84.44億円、投資有価証券の増加73.99億円です。負債は前期末比167.93億円増の944.39億円、純資産は同35.99億円増の2,831.49億円となりました。自己資本比率は74.7%と前期末の78.0%から低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローの詳細な記載はありませんが、減価償却費は前中間期の34.27億円から当中間期は46.94億円に増加しています。投資活動では有形固定資産の取得による支出が増加していると推測されます。財務活動では自己株式の取得による支出が増加しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期連結業績予想が上方修正されました。売上高は2,584億円(前期比8.4%増)、営業利益は460億円(同1.5%増)、経常利益は483億円(同3.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は382億円(同4.7%増)を見込んでいます。上半期の減益を下半期で挽回する計画となっています。
株主還元
中間配当は1株当たり26円(前年同期比5円増)に増配されました。期末配当予想も26円に上方修正され、年間配当は52円(前期比7円増)となる見込みです。また、50億円を上限とする自己株式の取得が決議されており、株主還元の強化が図られています。