大日精化工業株式会社の2026年3月期第2四半期決算は、売上高617億2,300万円(前年同期比0.7%減)、営業利益41億400万円(同18.1%増)、経常利益44億8,900万円(同19.7%増)と増益を達成しました。主力のカラー&ファンクショナル プロダクト事業が好調で、収益性が向上しています。通期予想も上方修正され、持続的な成長が期待されます。
主な事業セグメント
大日精化工業株式会社の主な事業セグメントは、カラー&ファンクショナル プロダクト、ポリマー&コーティング マテリアル、グラフィック&プリンティング マテリアルです。これらのセグメントで顔料、樹脂、インキなどの製造・販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間期の売上高は617億2,300万円(前年同期比0.7%減)と減収でしたが、営業利益は41億400万円(同18.1%増)、経常利益は44億8,900万円(同19.7%増)と増益となりました。親会社株主に帰属する中間純利益は37億6,400万円(同53.1%減)と減益になりました。これは前年同期に旧川口製造事業所跡地等の固定資産売却益77億6,000万円を計上していたためです。セグメント別では、カラー&ファンクショナル プロダクトが増収増益、ポリマー&コーティング マテリアルが減収減益、グラフィック&プリンティング マテリアルが減収増益となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は1,973億3,000万円(前期末比0.3%増)となりました。主な変動として、「現金及び預金」が減少した一方で「投資有価証券」が増加しました。負債合計は661億円(同0.3%減)となり、「支払手形及び買掛金」が減少しました。純資産合計は1,312億2,900万円(同0.6%増)となり、「利益剰余金」が増加した一方で「為替換算調整勘定」が減少しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な記載はありませんが、貸借対照表の変動から、営業活動によるキャッシュフローはプラス、投資活動によるキャッシュフローはマイナス、財務活動によるキャッシュフローはマイナスであったと推測されます。「現金及び預金」が前期末比11.8%減少していることから、全体としてキャッシュフローはマイナスとなったと考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高1,273億円(前期比2.0%増)、営業利益72億円(同2.8%増)、経常利益82億円(同5.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益69億円(同32.9%減)を見込んでいます。売上高、営業利益、経常利益は増加を予想していますが、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の特別利益の影響がなくなるため減少を見込んでいます。
株主還元
2026年3月期の年間配当金は1株当たり174円(中間87円、期末87円)を予定しています。これは前期の156円から18円の増配となります。また、2026年3月31日を基準日として1株を4株に分割する株式分割を予定しており、2027年3月期以降は1株当たり年間配当金の下限を25円とする新たな株主還元方針を発表しています。