兼房株式会社の2026年3月期中間決算は、売上高が97億7,700万円(前年同期比2.9%減)と減少したものの、営業利益4億3,500万円(同10.3%増)、経常利益4億1,400万円(同181.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益2億9,900万円(同659.6%増)と大幅な増益となりました。中国事業の構造改革効果や為替影響が寄与し、収益性が大きく改善しています。
主な事業セグメント
兼房株式会社は、平刃類、精密刃具類、丸鋸類などの工業用刃物を製造・販売する企業です。日本、インドネシア、米国、欧州、中国、ブラジル、ベトナムなど世界各地に事業展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間期の売上高は97億7,700万円(前年同期比2.9%減)となりました。国内非住宅関連刃物の販売は拡大しましたが、海外でのアジアや米州向け販売が減少しました。一方、営業利益は4億3,500万円(前年同期比10.3%増)、経常利益は4億1,400万円(前年同期比181.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は2億9,900万円(前年同期比659.6%増)と大幅に増加しました。中国営業拠点閉鎖による販管費減少や為替差損の縮小が寄与しています。
貸借対照表の変化
総資産は367億1,700万円(前期末比4.6%減)となりました。流動資産は195億6,900万円(同3.3%減)、固定資産は171億4,700万円(同6.0%減)となっています。負債合計は72億5,700万円(同8.3%減)、純資産合計は294億5,900万円(同3.6%減)となりました。自己資本比率は80.2%(前期末79.4%)と上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは9億7,000万円の収入(前年同期比35.5%減)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは6億3,000万円の支出(同67.6%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは3億6,400万円の支出(前年同期は16億5,600万円の収入)となりました。この結果、現金及び現金同等物の中間期末残高は78億8,000万円となっています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高200億円(前期比1.1%減)、営業利益10億円(同33.7%増)、経常利益10億円(同41.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億円(同28.9%減)を見込んでいます。中間期の実績を踏まえ、前回発表の予想から変更はありません。
株主還元
当中間期の配当金は1株当たり7.5円が予定されています。通期の配当予想は、中間配当7.5円、期末配当10円の年間17.5円となっています。