保土谷化学工業の2026年3月期第2四半期決算は、有機EL材料の販売減少を主因に減収減益となりました。売上高は225.46億円(前年同期比15.3%減)、営業利益は15.32億円(同64.8%減)と大幅な業績悪化となっています。通期予想も下方修正され、厳しい事業環境が続くことが予想されます。
主な事業セグメント
保土谷化学工業株式会社の主な事業セグメントは、機能性色素、機能性樹脂、基礎化学品、アグロサイエンス、物流関連です。機能性色素セグメントでは、トナー用電荷制御剤や有機EL材料などを扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は前年同期比15.3%減の225.46億円となりました。営業利益は64.8%減の15.32億円、経常利益は58.5%減の18.32億円、親会社株主に帰属する中間純利益は51.6%減の12.34億円と大幅な減益となりました。特に機能性色素セグメントにおける有機EL材料の販売減少が業績悪化の主な要因です。機能性樹脂セグメントも18.9%減収となり、基礎化学品セグメントも5.2%減収となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は前連結会計年度末比5.5%増の842.9億円となりました。主な増加要因は有形固定資産の増加19.8億円、現金及び預金の増加16.82億円、投資有価証券の増加9.29億円です。負債合計は6.7%増の227.66億円、純資産合計は5.1%増の615.24億円となりました。自己資本比率は60.4%と、前連結会計年度末から0.5ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは41.27億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは18.16億円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは3.15億円の収入となりました。結果として、現金及び現金同等物の中間期末残高は前年同期比11.9%増の103.46億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期通期の連結業績予想は、売上高470億円(前期比3.2%減)、営業利益35億円(同28.2%減)、経常利益35億円(同26.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益20億円(同37.1%減)と下方修正されました。
株主還元
2026年3月期の年間配当金は1株当たり50円(中間25円、期末25円)が予定されています。なお、2025年4月1日付で1株を2株とする株式分割が実施されています。