三洋化成工業の2026年3月期中間決算は、高吸水性樹脂事業撤退の影響で減収減益となりましたが、子会社合併に伴う税効果により純利益は大幅増となりました。自己資本比率が79.6%に上昇し財務体質が改善しています。通期予想は据え置かれ、構造改革の進展による収益性向上が期待されます。
主な事業セグメント
三洋化成工業株式会社の主な事業セグメントは、生活・健康産業関連分野、石油・輸送機産業関連分野、プラスチック・繊維産業関連分野、情報・電気電子産業関連分野、環境・住設産業関連分野です。各分野で化学製品を製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は637億7,900万円(前年同期比17.2%減)となりました。高吸水性樹脂事業からの撤退や中国製品との競争激化が影響しています。営業利益は42億9,000万円(前年同期比3.7%減)でしたが、経常利益は50億3,000万円(前年同期比0.8%増)となりました。親会社株主に帰属する中間純利益は104億1,700万円(前年同期は9億4,000万円)と大幅増となりました。これは子会社合併に伴う税効果によるものです。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比5.6%増の1,861億5,800万円となりました。純資産は9.3%増の1,512億2,200万円、自己資本比率は2.8ポイント増の79.6%となり、財務体質が改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは91億9,100万円の収入(前年同期比87.4%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは29億200万円の支出(前年同期比16.5%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは23億9,400万円の支出(前年同期比64.7%減)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は据え置かれ、売上高1,300億円(前期比8.6%減)、営業利益100億円(同18.5%増)、経常利益110億円(同13.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益160億円(同285.4%増)を見込んでいます。中間期の進捗率は売上高49.1%、営業利益42.9%、経常利益45.7%、純利益65.1%となっています。
株主還元
1株当たりの中間配当金は85円で前年同期と同額です。年間配当予想は170円(中間85円、期末85円)で前期と変わらず、配当予想の修正はありません。