リケンNPR株式会社の2026年3月期第2四半期決算は、売上高が5.4%減少したものの、営業利益16.4%増、経常利益26.1%増、純利益76.4%増と大幅な増益を達成しました。原価低減活動や製品構成の改善が奏功し、自己資本比率も67.9%に上昇しています。通期予想は減収減益ながら純利益増加を見込み、増配も予定されており、収益性と財務体質の改善が進んでいます。
主な事業セグメント
リケンNPR株式会社の主な事業セグメントは、自動車・産業機械部品事業、配管・建設機材事業、熱エンジニアリング事業です。自動車・産業機械部品事業が主力で、半導体・エレクトロニクス関連向けの熱エンジニアリング事業も重要性が増しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2026年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が801億円(前年同期比5.4%減)となりました。一方、営業利益は63.08億円(同16.4%増)、経常利益は84.41億円(同26.1%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は69.48億円(同76.4%増)と大幅増益となりました。売上高減少の主因は顧客の生産台数減少や合弁事業解消による子会社清算の影響ですが、原価低減活動効果や製品構成の変化により利益は増加しました。
貸借対照表の変化
総資産は2,151.72億円(前期末比1.8%減)となりました。主な変動は、退職給付に係る資産の51.22億円減少、有形固定資産の28.53億円減少、受取手形及び売掛金の26.25億円減少に対し、投資有価証券が85.81億円増加しました。負債は603.07億円(同6.3%減)、純資産は1,548.65億円(同0.1%増)となり、自己資本比率は67.9%(前期末66.3%)に上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは99.99億円の収入(前年同期比9.7%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは30.42億円の支出(同60.4%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは60.31億円の支出(同23.9%減)となりました。この結果、現金及び現金同等物の中間期末残高は254.92億円となり、前期末と比べ2.67億円減少しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期通期の連結業績予想は、売上高1,580億円(前期比7.2%減)、営業利益95億円(同19.5%減)、経常利益130億円(同11.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益90億円(同2.8%増)に修正されました。売上高と利益の減少が予想されていますが、当期純利益は増加する見込みです。
株主還元
2026年3月期の中間配当は1株当たり50円(前期比5円増)に決定されました。期末配当予想は85円で据え置かれ、年間配当予想は135円(前期比5円増)となっています。配当予想の修正が行われ、増配が予定されています。