ユーピーアール株式会社の2025年8月期連結業績は、売上高153.54億円(前期比0.7%減)、営業利益2.77億円(同52.0%減)と減収減益となりました。物流事業での輸送用レンタルパレット需要は堅調でしたが、費用増加や競争激化の影響を受けました。今後2年間は構造改革に取り組み、その後の収益拡大を目指す方針です。
主な事業セグメント
ユーピーアール株式会社の主な事業セグメントは、「物流事業」と「コネクティッド事業」です。物流事業ではパレットを中心とした物流機器のレンタル・販売を行い、コネクティッド事業ではIT技術を活用した遠隔監視ソリューションやカーシェアリングなどのサービスを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年8月期の連結業績は、売上高が153.54億円(前期比0.7%減)、営業利益が2.77億円(同52.0%減)、経常利益が7.49億円(同14.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が3.36億円(同43.7%減)となりました。物流事業では輸送用レンタルパレットの需要が順調に推移しましたが、保管用レンタルパレットは横ばいでした。コネクティッド事業は前年の一過性の売上減少の影響がありましたが、修正予想通りに推移しました。
貸借対照表の変化
資産合計は219.56億円(前期末比2.3%増)となりました。主な増加要因は、レンタル資産が3.74億円増加したことです。負債合計は126.53億円(同1.7%増)となり、主に長期借入金が3.19億円増加しました。純資産合計は93.02億円(同3.1%増)となり、利益剰余金が2.21億円増加しました。自己資本比率は41.7%と、前期末から0.1ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは30.58億円の収入(前期比13.8%減)となりました。主な要因は、減価償却費31.43億円、税金等調整前当期純利益5.76億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは37.18億円の支出(同5.6%増)となり、主に有形固定資産の取得による支出34.33億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは3.94億円の収入(同47.8%増)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年8月期の連結業績予想は、売上高156億円(前期比1.6%増)、営業利益1.75億円(同37.0%減)、経常利益4.6億円(同38.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3億円(同10.8%減)を見込んでいます。今後2年間を構造改革フェーズと位置付け、コア事業の競争激化への対応や不採算事業の見直しを行うため、売上高・利益面で足踏みする計画となっています。
株主還元
2025年8月期の1株当たり配当金は25円(前期比10円増)、配当金総額は1.91億円となりました。2026年8月期の配当予想は1株当たり35円(前期比10円増)で、配当性向は89.4%を見込んでいます。また、2026年8月期よりDOE(自己資本配当率)を導入し、株主還元の充実と資本効率の向上を図る方針です。