ユニチカ株式会社の2026年3月期中間決算では、売上高が621.47億円(前年同期比1.0%増)、営業利益が56.44億円(同152.7%増)と増収増益となりました。不採算販売の見直しや価格改定、コストダウン施策が奏功し、高分子事業と機能資材事業が好調でした。一方で、事業構造改善費用の計上により中間純損失となっています。
主な事業セグメント
ユニチカ株式会社の主な事業セグメントは、高分子事業、機能資材事業、繊維事業です。高分子事業ではフィルムや樹脂、機能資材事業では活性炭繊維やガラス繊維、繊維事業では衣料繊維や産業資材を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は前年同期比1.0%増の621.47億円となりました。営業利益は前年同期比152.7%増の56.44億円、経常利益は319.5%増の48.28億円と大幅に改善しました。不採算販売の見直しや価格改定、コストダウン施策が奏功しました。一方、事業構造改善費用76.31億円を特別損失に計上し、親会社株主に帰属する中間純損失は34.87億円となりました。高分子事業と機能資材事業が増収増益となり、繊維事業も赤字幅を縮小しています。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比15.8%増の1,729.81億円となりました。主に現金及び預金が増加しています。負債は5.8%増の1,408.62億円で、事業構造改善引当金が増加しました。純資産は97.9%増の321.18億円となり、株式発行により資本剰余金が増加しています。自己資本比率は前期末の10.4%から18.4%に改善しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは55.62億円の収入となり、前年同期比13.2%増加しました。投資活動によるキャッシュ・フローは9.71億円の収入で、有形固定資産の売却に係る手付金収入などにより改善しました。財務活動によるキャッシュ・フローは197.09億円の収入となり、株式発行による収入が寄与しました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は前期末比198.0%増の391億円となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期業績予想は、売上高1,100億円(前期比13.0%減)、営業利益75億円(同28.2%増)、経常利益60億円(同27.8%増)となっています。親会社株主に帰属する当期純利益については、現時点で合理的な算定が困難なため未定とされています。売上高は減少するものの、収益性の改善が見込まれています。
株主還元
当中間期および2026年3月期の配当予想については、普通株式、A種種類株式、B種種類株式ともに無配となっています。C種種類株式については、2026年3月期の期末配当として1株当たり2.27円が予定されています。