モビルス株式会社は、コンタクトセンター向けCRMソリューションを提供するSaaS企業です。2025年8月期は売上高18.54億円、営業利益9,000万円を達成し、ARRは14.18億円(前年同期比24.0%増)に成長しました。大規模案件の獲得や生成AI関連製品の導入が進み、契約当たりの平均単価も増加しています。2026年8月期は売上高22.98億円(前年同期比23.9%増)を見込む一方、先行投資により赤字予想となっています。
主な事業セグメント
モビルス株式会社の主な事業セグメントは、SaaSソリューション事業の単一セグメントです。主にコンタクトセンター向けCRMソリューションを提供しており、SaaSサービスとプロフェッショナルサービスの2つのサービスカテゴリーで構成されています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当連結会計年度の売上高は18.54億円、営業利益は9,000万円、経常利益は8,100万円、親会社株主に帰属する当期純利益は9,000万円となりました。SaaSサービスでは大規模コンタクトセンターでの利用開始や生成AI関連製品の導入が進み、プロフェッショナルサービスでは有償カスタマーサクセス案件の獲得やMooA導入に伴う開発案件が売上に寄与しました。ARRは前年同期比24.0%増の14.18億円、契約当たりの平均単価は前年同期比5.5万円増の29.5万円となりました。
貸借対照表の変化
当連結会計年度末の総資産は22.29億円、負債は7.76億円、純資産は14.52億円となりました。主な資産は現金及び預金10.39億円、ソフトウエア6.09億円です。負債の主な内訳は契約負債1.75億円、長期借入金3億円です。自己資本比率は61.6%となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは2.7億円の獲得となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益8,200万円、減価償却費等1.51億円、契約負債の増加6,900万円です。投資活動によるキャッシュ・フローは6.15億円の使用で、主にソフトウエア開発4.44億円、敷金差入9,800万円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは3,100万円の獲得となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年8月期の連結業績予想は、売上高22.98億円(前年同期比23.9%増)、営業損失1.1億円、経常損失1.2億円、親会社株主に帰属する当期純損失4,500万円を見込んでいます。SaaSサービス売上高は15.65億円(前年同期比15%増)、プロフェッショナルサービス売上高は7.32億円(前年同期比49%増)を予想しています。売上高の拡大を見込む一方で、オフィス移転コストや連結子会社での先行投資により減益・赤字を予想しています。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2024年8月期、2025年8月期、2026年8月期(予想)ともに年間配当金は0円となっています。