ミニストップ株式会社の2026年2月期第3四半期決算では、営業総収入が前年同期比5.2%増の700億3,400万円となり、営業損失と経常損失は改善しました。しかし、手づくりおにぎり等の販売中止の影響や再発防止策の費用増加により、純損失は拡大しました。通期業績予想は下方修正されましたが、品揃えの充実や構造改革の推進により業績改善を目指しています。財務面では総資産が増加する一方で、自己資本比率は低下しており、財務体質の改善が課題となっています。
主な事業セグメント
ミニストップ株式会社の主な事業セグメントは、国内事業と海外事業です。国内事業ではコンビニエンスストア事業を展開し、海外事業ではベトナムでコンビニエンスストア事業を展開しています。また、職域事業として無人コンビニ「MINISTOP POCKET」や職域内カフェコンビニ「cisca」も展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の営業総収入は前年同期比105.2%の700億3,400万円となりました。一方で、営業損失は14億4,600万円(前年同期は20億2,300万円の損失)、経常損失は10億8,500万円(前年同期は16億9,200万円の損失)と改善しました。しかし、親会社株主に帰属する四半期純損失は21億1,900万円(前年同期は18億5,400万円の損失)と拡大しました。手づくりおにぎり等の販売中止の影響がありましたが、コンビニエンスストア商品の品揃え拡充や値下げ販売の推進により、加盟店1店当たりの利益は伸長しました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比12.1%増の836億9,800万円となりました。主な要因は関係会社預け金が70億円、現金及び預金が20億8,800万円増加したことです。負債は前連結会計年度末比27.1%増の532億4,700万円となり、主に買掛金が66億4,300万円増加しました。純資産は前連結会計年度末比7.1%減の304億5,100万円となりました。自己資本比率は前連結会計年度末の43.5%から35.6%に低下しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、現金及び預金が20億8,800万円増加し、関係会社預け金が70億円増加しています。これは営業活動によるキャッシュ・フローが改善した可能性を示唆しています。一方で、有形固定資産は前連結会計年度末比4.3%増加しており、設備投資は継続されています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年2月期の通期連結業績予想は、営業総収入が前期比10.9%増の970億円、営業損失35億円、経常損失30億円、親会社株主に帰属する当期純損失60億円と下方修正されました。手づくりおにぎり等の販売中止による影響や、再発防止策および安全・安心な厨房環境づくりのための経費増加が主な要因です。業績改善に向けて、手づくりおにぎり等の販売再開、品揃えの充実、構造改革の推進に取り組む方針です。
株主還元
2026年2月期の年間配当金予想は1株当たり20円(中間配当10円、期末配当10円)で、前期と同額を維持する予定です。