テクセンドフォトマスク株式会社の2026年3月期中間決算では、売上収益が617.71億円(前年同期比3.8%増)と成長を続ける一方、営業利益は128.96億円(同13.3%減)となりました。しかし、親会社の所有者に帰属する中間利益は123.5億円(同41.5%増)と大幅に増加しています。AI・クラウド関連製品の強い需要が業績を牽引し、今後の成長が期待されます。
主な事業セグメント
テクセンドフォトマスク株式会社は、フォトマスク関連事業の単一セグメントで事業を展開しています。フォトマスクは半導体製造に不可欠な部品であり、同社は世界8拠点のグローバル生産ネットワークを活用して、先端微細加工技術を強みに高品質のマスクを提供しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上収益は617.71億円(前年同期比3.8%増)となりました。一方、営業利益は128.96億円(前年同期比13.3%減)、税引前中間利益は154.29億円(前年同期比12.8%減)となりました。これは積極的な設備投資に伴う減価償却負担の増加や上場関連費用、円高の影響などによるものです。ただし、親会社の所有者に帰属する中間利益は123.5億円(前年同期比41.5%増)と大幅に増加しました。これは法人所得税費用が大きく減少したことが主な要因です。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比11.7%増の1,873.68億円となりました。主な増加要因は、有形固定資産が83億円、その他の金融資産が46.05億円増加したことです。負債は9.5%増の562.66億円となり、主に借入金が92.66億円増加しました。資本は12.6%増の1,311.02億円となり、利益剰余金が123.5億円増加しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは162.78億円の収入(前年同期比18.2%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは227.76億円の支出(前年同期比2.6%増)で、主に有形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは75.85億円の収入(前年同期は145.07億円の支出)となり、主に短期借入金の増加によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期連結業績予想は、売上収益1,252.91億円(前期比6.2%増)、営業利益255億円(同9.6%減)、税引前利益259.15億円(同15.8%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益188.78億円(同89.8%増)を見込んでいます。直近に公表された業績予想からの修正はありません。
株主還元
2026年3月期の期末配当予想は1株当たり54.39円となっています。前期の配当実績はありませんでした。