タツモ株式会社の2025年12月期第3四半期連結業績は、売上高が271億1,400万円(前年同期比9.6%増)と増収となりましたが、営業利益は44億2,300万円(同3.9%減)と減益となりました。アドバンスドパッケージ向け半導体装置の需要増が売上を押し上げた一方、一部セグメントでの需要鈍化が利益を圧迫しています。通期業績予想は下方修正されており、今後の市場動向が注目されます。
主な事業セグメント
タツモ株式会社の主な事業セグメントは、プロセス機器事業(半導体装置、搬送装置、洗浄装置、コーター)、金型・樹脂成形事業、表面処理用機器事業です。半導体関連装置の製造・販売が中心となっています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年12月期第3四半期の連結業績は、売上高が271億1,400万円(前年同期比9.6%増)となりました。一方、営業利益は44億2,300万円(同3.9%減)、経常利益は44億5,400万円(同1.5%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は31億7,500万円(同2.6%増)となっています。
売上高は増加したものの、利益面では若干の減少が見られます。これは主に、半導体業界におけるアドバンスドパッケージ向け半導体装置の需要増加が売上を押し上げた一方で、一部セグメントでの需要鈍化や費用増加が利益を圧迫したためと考えられます。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比2.8%減の478億1,100万円となりました。主な変動として、現金及び預金が56億4,400万円増加した一方、棚卸資産が40億8,900万円、受取手形及び売掛金が21億8,500万円減少しています。
負債は前期末比12.4%減の215億400万円となりました。電子記録債務が25億8,500万円、長期借入金が6億5,100万円減少しています。
純資産は前期末比6.8%増の263億600万円となり、自己資本比率は54.1%と前期末から5.0ポイント上昇しました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は開示されていませんが、貸借対照表の変動から、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスであったと推測されます。現金及び預金が56億4,400万円増加している一方で、棚卸資産や売上債権が減少しており、営業キャッシュ・フローの改善が見られます。投資活動については大きな変動は見られず、財務活動では借入金の返済や自己株式の取得があったと考えられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高360億円(前期比0.4%増)、営業利益50億円(同15.5%減)、経常利益51億円(同15.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益35億円(同17.6%減)に修正されました。出荷済み装置の検収遅れや受注状況の悪化により、売上高・利益ともに当初計画を下回る見込みとなっています。
株主還元
2025年12月期の年間配当金予想は1株当たり34円となっています。これは前期の33円から1円の増配を予定しています。配当性向は14.1%となる見込みです。