ジャニス工業株式会社の2026年3月期中間期は、売上高が7.1%増加したものの、原材料高騰や子会社の納品遅延により損失が拡大しました。自己資本比率は22.6%に低下し、営業キャッシュ・フローのマイナスも拡大しています。今後は新規受注獲得や価格改定、生産性向上による利益改善に取り組む方針ですが、業績回復の見通しは不透明な状況です。
主な事業セグメント
ジャニス工業株式会社は、衛生機器の製造・販売を主な事業としています。具体的には、トイレや洗面台などの衛生設備機器を製造・販売しており、単一セグメントで事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は23.93億円(前年同期比7.1%増)となりました。しかし、営業損失1.05億円(前年同期は7,800万円の損失)、経常損失8,300万円(前年同期は6,800万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失8,900万円(前年同期は6,700万円の損失)と、損失が拡大しています。増収の要因はビルダー市場での新規受注獲得ですが、原材料・燃料高騰や連結子会社の納品遅延による減収が利益を圧迫しました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比400万円減の43.65億円となりました。流動資産は1.85億円減少し25.42億円、固定資産は1.8億円増加し18.22億円となっています。負債合計は800万円増加し33.64億円、純資産は1,300万円減少し10億円となりました。自己資本比率は22.6%と、前連結会計年度末の22.9%から0.3ポイント低下しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは1.45億円の支出(前年同期は1,800万円の支出)となりました。主な要因は棚卸資産の増加8,600万円、税金等調整前中間純損失8,500万円などです。投資活動によるキャッシュ・フローは6,900万円の支出(前年同期は3,900万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローは3,600万円の収入(前年同期は5,400万円の支出)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高48億円(前期比0.9%減)、営業利益1,000万円、経常利益3,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,000万円(前期比78.2%減)を見込んでいます。前回公表からの修正はありません。第3四半期以降は新規陶器OEM受注の獲得や新商品販売を進め、価格改定や生産性向上による利益改善に努める方針です。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2026年3月期の期末配当予想は0円となっています。