シリウスビジョン株式会社の2025年12月期第3四半期決算は、売上高14億900万円(前年同期比18.5%減)、営業損失1億5,100万円と業績悪化が続いています。主力市場での設備投資先送りにより主力製品の販売が低調で、構造改革を進めているものの、通期予想も下方修正され、厳しい状況が続く見通しです。財務面では総資産が17.0%減少し、自己資本比率も68.6%に低下しており、経営改善が急務となっています。
主な事業セグメント
シリウスビジョン株式会社は、画像検査関連事業を主な事業セグメントとしています。主力製品には印刷品質検査用ソフトウエア「AsmilVision」、グラビアシリンダー版検査機「GRACE」、高速広幅検査用ソフトウエア「PolarVision」などがあります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は14億900万円(前年同期比18.5%減)となりました。営業損失は1億5,100万円(前年同期は8,100万円の損失)、経常損失は1億5,100万円(前年同期は6,200万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は6億1,300万円(前年同期は7,200万円の損失)と、損失が拡大しています。主力市場であるラベル印刷分野での設備投資先送りが続き、主力製品の販売が低調に推移したことが影響しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比17.0%減の26億5,000万円となりました。主な要因は、現金及び預金の1億1,300万円減少、有形固定資産の1億4,500万円減少、無形固定資産の1億4,300万円減少、投資有価証券の1億500万円減少です。負債は前連結会計年度末比15.5%増の7億4,600万円となり、純資産は前連結会計年度末比25.3%減の19億400万円となりました。
キャッシュフローの変化
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は5,738.2万円(前年同期比27.2%減)、のれんの償却額は641.7万円(前年同期と同額)となっています。現金及び預金の減少が1億1,300万円あり、短期借入金が2億円増加していることから、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっている可能性が高いです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高21億8,000万円(前期比5.8%減)、営業損失8,000万円、経常損失8,000万円、親会社株主に帰属する当期純損失5億3,000万円を見込んでいます。希望退職優遇制度の実施に伴う特別退職支援金等の費用約7,000万円を特別損失として計上する予定です。業績予想は下方修正されており、厳しい事業環境が続くことが予想されます。
株主還元
2025年12月期の配当予想は、期末配当金を0円とし、年間配当金も0円としています。前期の年間配当金10円から無配に変更されており、業績悪化に伴い株主還元が見送られる見通しです。