サンデン株式会社の第3四半期決算では、売上高が微増となる一方で、営業損失は改善傾向にあります。しかし、希望退職制度の実施に伴う一時的な損失により純損失を計上しています。NEV市場に焦点を当てた事業展開を進めていますが、通期業績予想では損失を見込んでおり、経営改善の継続が課題となっています。
主な事業セグメント
サンデン株式会社の主な事業セグメントは「自動車機器事業」のみです。自動車用コンプレッサーと統合熱マネジメントシステムのグローバルリーダーを目指し、NEV(新エネルギー車)市場に焦点を当てた事業展開を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は1,385.12億円(前年同期比0.5%増)となりました。営業損失は22.99億円(前年同期は43.41億円の損失)と改善傾向にあります。経常利益は7,500万円(前年同期比55.8%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は32.06億円(前年同期は1.28億円の利益)となり、希望退職制度の実施に伴う一時的な損失が影響しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比0.2%増の1,758.31億円となりました。流動資産は減少しましたが、固定資産は設備投資を中心に増加しました。負債は前連結会計年度末比2.3%増の1,554.03億円となり、主に借入金が増加しました。純資産は前連結会計年度末比13.4%減の204.27億円となり、親会社株主に帰属する四半期純損失による利益剰余金の減少が主因です。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は49.75億円(前年同期は43.08億円)となっています。設備投資や構造改革費用の支払いによる借入金の増加が見られ、キャッシュ・フローへの影響が示唆されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の連結業績予想は、売上高1,847億円(前期比0.5%増)、営業損失40億円、経常損失15億円、親会社株主に帰属する当期純損失3億円を見込んでいます。この予想は8月8日公表のものから変更はありません。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2025年12月期の年間配当予想は0円となっています。