クラボウの2026年3月期第2四半期決算は、売上高692億円(前年同期比3.6%減)、営業利益39億2千万円(同7.3%減)と減収減益となりました。しかし、政策保有株式の売却益により親会社株主に帰属する中間純利益は64億2千万円(同87.5%増)と大幅増益を達成しました。通期予想では減収減益を見込むものの、投資有価証券売却益により最終利益は増益を予想しています。
主な事業セグメント
クラボウ(倉敷紡績株式会社)の主な事業セグメントは、化成品事業、繊維事業、環境メカトロニクス事業、食品・サービス事業、不動産事業です。各セグメントでは高機能樹脂製品、糸・ユニフォーム、液体成分濃度計、即席麺具材、不動産賃貸などを展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間期の売上高は692億円(前年同期比3.6%減)、営業利益は39億2千万円(同7.3%減)、経常利益は48億4千万円(同5.0%減)となりました。一方、親会社株主に帰属する中間純利益は64億2千万円(同87.5%増)と大幅増益となりました。これは主に政策保有株式の売却益を特別利益に計上したことによるものです。セグメント別では、環境メカトロニクス事業が好調で増収増益となった一方、化成品事業と繊維事業が減収減益となりました。
貸借対照表の変化
総資産は1,901億円(前期末比0.2%減)、負債は644億円(同7.0%減)、純資産は1,257億円(同3.7%増)となりました。自己資本比率は65.4%と2.5ポイント上昇しました。主な変動要因として、受取手形、売掛金及び契約資産の減少、短期借入金の減少、利益剰余金やその他有価証券評価差額金の増加が挙げられます。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは90億2千万円の収入(前年同期比95.8%増)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは3億5千万円の支出(同79.4%減)、財務活動によるキャッシュ・フローは87億3千万円の支出(同78.2%増)となりました。主な要因として、税金等調整前中間純利益の増加、投資有価証券の売却による収入、短期借入金の返済や自己株式の取得による支出が挙げられます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期通期の連結業績予想について、売上高1,440億円(前期比4.4%減)、営業利益80億円(同22.4%減)、経常利益95億円(同19.4%減)と減収減益を見込んでいます。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は105億円(同16.5%増)と増益を予想しています。これは主に投資有価証券売却益の増加を見込んでいるためです。
株主還元
2026年3月期の1株当たり配当金は、中間配当141円、期末配当141円の年間282円を予定しています。これは前期の年間180円から102円の増配となります。