オーナンバ株式会社の2025年12月期第3四半期決算は、売上高が324.66億円(前年同期比3.2%減)と減収となりましたが、営業利益は17.44億円(同26.2%増)、経常利益は15.62億円(同16.8%増)と増益を達成しました。環境関連市場の需要増加や原価低減活動が奏功し、利益率が改善しています。通期予想では増収増益を見込んでおり、今後の事業展開が注目されます。
主な事業セグメント
オーナンバ株式会社の主な事業セグメントは、日本、欧米、アジア(日本を除く)の3つです。各セグメントでは、電気機器や自動車関連の配線システム製品を製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は324.66億円(前年同期比3.2%減)となりました。環境関連市場の需要増加がありましたが、北米自動車関連市場等の需要減少や一部市況の回復遅れにより全体的に減収となりました。一方、営業利益は17.44億円(同26.2%増)、経常利益は15.62億円(同16.8%増)と増益となりました。これは高付加価値商品の需要拡大や原価低減活動の成果によるものです。親会社株主に帰属する四半期純利益は11.08億円(同47.1%減)と減益となりましたが、これは前年に特別利益として計上した旧本社の土地売却益がなくなったことが主な要因です。
貸借対照表の変化
総資産は397.87億円(前期末比8,700万円減)となりました。主な変動として、受取手形、売掛金及び契約資産が1.81億円増加、有形固定資産が2.93億円増加した一方、現金及び預金が13.32億円減少しました。負債は128.35億円(同4.58億円減)、純資産は269.51億円(同3.7億円増)となりました。自己資本比率は66.1%と、前期末の65.5%から0.6ポイント上昇しています。
キャッシュフローの変化
キャッシュフローの詳細な数値は記載されていませんが、貸借対照表の変動から、営業活動によるキャッシュフローはやや減少、投資活動によるキャッシュフローは設備投資等により支出が増加、財務活動によるキャッシュフローは借入金の増加等により収入が増加したと推測されます。全体として現金及び預金が13.32億円減少しており、キャッシュポジションは前期末より低下しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高460億円(前期比2.7%増)、営業利益24億円(同9.4%増)、経常利益24億円(同3.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益16.5億円(同40.7%減)を見込んでいます。売上高、営業利益、経常利益は増加を予想していますが、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の特別利益の影響がなくなるため減少を見込んでいます。
株主還元
2025年12月期の年間配当金予想は41円00銭となっています。これは前期の69円00銭から28円00銭の減配となります。内訳は中間配当20円00銭、期末配当21円00銭を予定しています。