オカモト株式会社の2026年3月期中間決算では、売上高528.99億円(前年同期比2.9%減)、営業利益25.03億円(同49.1%減)と減収減益となりました。為替の円高影響や原材料価格高騰、中国経済停滞が主因です。通期予想は売上高1,090億円(前期比0.1%減)、営業利益57億円(同34.5%減)と厳しい見通しですが、株主還元として自己株式取得を決議しています。
主な事業セグメント
オカモト株式会社の主な事業セグメントは、産業用製品と生活用品です。産業用製品には一般用フイルム、工業用フイルム、建材用フイルム、多層フイルム、壁紙、農業用フイルム、自動車内装材などが含まれます。生活用品にはコンドーム、浣腸、除湿剤、カイロ、手袋、メディカル製品などが含まれます。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は528.99億円(前年同期比2.9%減)、営業利益は25.03億円(前年同期比49.1%減)、経常利益は33.84億円(前年同期比32.5%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は19.43億円(前年同期比34.8%減)となりました。利益減少の主な要因は、為替の円高による影響(1ドル当たり約8円)、原材料価格の高騰(特に難燃剤アンチモン)、中国経済の停滞などです。産業用製品セグメントは3.39億円の損失、生活用品セグメントは37.7億円の利益となりました。
貸借対照表の変化
当中間連結会計期間末の総資産は1,511.51億円(前期末比3.4%増)、純資産は987.96億円(前期末比4.6%増)となりました。主な変動として、投資有価証券が118.07億円増加し、現金及び預金が42.49億円減少しました。自己資本比率は65.3%(前期末比0.7ポイント増)となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュフローの詳細は記載されていませんが、投資活動では投資有価証券の取得による支出が大きかったと推測されます。財務活動では、自己株式の取得による支出12.85億円がありました。全体として、現金及び現金同等物は前期末から42.49億円減少しています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高1,090億円(前期比0.1%減)、営業利益57億円(前期比34.5%減)、経常利益70億円(前期比28.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益43億円(前期比35.6%減)と予想されています。この予想は前回公表時から変更されていません。
株主還元
当中間期の1株当たり配当金は60円で、前年同期と同額となっています。年間配当金は前期と同じく120円(中間60円、期末60円)を予定しています。また、株主還元の充実と資本効率の向上を図るため、190,000株(上限)、10億円(上限)の自己株式取得を決議しました。