アミタホールディングス株式会社の2025年12月期第3四半期決算は、売上高が微増となる一方で、利益面では減益となりました。企業のサステナビリティ経営支援や環境認証審査サービスの需要は堅調ですが、製造原価の増加や為替差損の影響が利益を圧迫しています。通期予想は据え置かれており、下半期での業績改善が期待されます。今後は、AIを活用した新サービス開発や海外事業の拡大など、中長期的な成長戦略の進展が注目されます。
主な事業セグメント
アミタホールディングス株式会社は、「社会デザイン事業」の単一セグメントで事業を展開しています。主な事業内容は、企業のサステナビリティ経営支援、環境認証審査サービス、100%再資源化事業、海外での循環型社会構築支援などです。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の売上高は35.22億円(前年同期比0.9%増)、営業利益は2.96億円(同1.3%減)、経常利益は3.14億円(同10.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1.85億円(同33.1%減)となりました。売上高は増加したものの、製造原価の増加や為替差損の影響などにより利益は減少しました。特に親会社株主に帰属する四半期純利益の減少は、前期にあった繰延税金資産の増加に伴う法人税等調整額(益)の計上がなかったことも影響しています。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比12.9%増の74.48億円となりました。主な要因は、借入金による現金及び預金の増加や、姫路循環資源製造所内でのスマートファクトリー新設に係る有形固定資産の増加です。負債は同19.3%増の46.05億円となり、主に長期借入金の増加によるものです。純資産は同4.0%増の28.43億円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の詳細な記載はありませんが、現金及び預金が前連結会計年度末比32.5%増の36.17億円となっており、借入金の増加が主な要因と考えられます。設備投資については、姫路循環資源製造所内でのスマートファクトリー新設に関連する支出があったことが推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高52.96億円(前期比7.4%増)、営業利益6.53億円(同38.0%増)、経常利益7.57億円(同35.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益5.26億円(同24.4%増)を見込んでいます。第3四半期時点で変更はなく、下半期での業績改善を期待していると考えられます。
株主還元
2025年12月期の年間配当金予想は1株当たり5円となっています。前期実績の4円から1円の増配が予定されています。