株式会社LIFULLの2025年9月期決算は、主力のHOME'S関連事業が好調に推移し、売上収益が281.27億円(前期比+6.9%)、営業利益が38.15億円(同+26.1%)と増収増益となりました。海外事業のリストラクチャリングの影響もあり、当期利益は53.1億円と大幅に改善しました。次期は増収を見込むものの、利益面では減益予想となっています。
主な事業セグメント
HOME'S関連事業が主要セグメントで、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」、不動産投資と収益物件の情報サイト「健美家」及び関連事業で構成されています。その他のセグメントには、老人ホーム・介護施設の検索サイト「LIFULL 介護」、地方創生事業等が含まれています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当期の連結業績は、売上収益281.27億円(前期比+6.9%)、営業利益38.15億円(前期比+26.1%)、税引前当期利益38.05億円(前期比+49.3%)となりました。主力のHOME'S関連事業が好調に推移し、AI・生成AI活用等による業務効率化も進みました。海外事業のリストラクチャリングにより、当期利益は53.1億円(前期は当期損失84.62億円)となりました。
貸借対照表の変化
資産合計は409.15億円(前期末比△0.7%)、負債合計は146.91億円(同△13.5%)、資本合計は262.23億円(同+8.3%)となりました。主な変動として、現金及び現金同等物の減少39.31億円、有形固定資産の増加22.33億円、のれんの減少95.68億円、投資不動産の増加55.04億円が挙げられます。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは48.08億円の収入(前期比+187.7%)、投資活動によるキャッシュ・フローは118.52億円の支出(同△1,550.7%)、財務活動によるキャッシュ・フローは38.9億円の収入(前期は29.77億円の支出)となりました。結果として、現金及び現金同等物の期末残高は107.02億円(前期末比△26.9%)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
次期の連結業績予想は、売上収益297億円(前期比+5.6%)、営業利益30億円(同△21.4%)、親会社の所有者に帰属する当期利益19億円(同△64.3%)を見込んでいます。HOME'S関連事業の売上収益は264.5億円(同+3.6%)、その他事業は32.5億円(同+25.2%)を予想しています。
株主還元
当期の1株当たり配当金は年間10.41円(前期比+9.68円)、配当金総額は13.33億円(同+12.4億円)となりました。配当性向は25.1%(前期は実績なし)、親会社所有者帰属持分配当率は5.2%(前期比+4.9ポイント)です。次期の配当予想は未定となっています。