株式会社KVKの2026年3月期中間期決算は、厳しい住宅市場環境下でも売上高151.14億円(前年同期比6.3%増)、営業利益13.78億円(同16.5%増)と過去最高を更新しました。主力商品の受注増加や新製品開発、海外展開の強化が成長を牽引しています。自己資本比率82.6%と財務基盤も強固で、今後の持続的成長が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社KVKは、水栓金具製造を主力事業とする企業です。主な製品には、サーモスタット式水栓、シングルレバー式水栓、ウルトラファインバブルシャワーヘッドなどがあります。国内市場に加え、中国・アジア市場での成長も目指しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の業績は、厳しい住宅市場環境にもかかわらず、売上高が過去最高の151.14億円(前年同期比6.3%増)となりました。営業利益は13.78億円(同16.5%増)、経常利益は17.33億円(同23.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は11.9億円(同26.1%増)と、各段階利益も増加しています。
主力商品であるサーモスタット式水栓およびシングルレバー式水栓の受注増加が売上高増加に寄与しました。また、新工場棟建設に関する補助金の交付が経常利益の増加要因となっています。
新製品として、キッチンや洗面用のウルトラファインバブル発生器を開発し、製品ラインナップを拡充しています。
貸借対照表の変化
資産は前連結会計年度末比1.4%減の357.78億円となりました。主な変動は、投資有価証券の43.8%増加、現金及び預金の10.4%減少、売上債権の2.7%減少です。
負債は前連結会計年度末比21.6%減の62.36億円となりました。主な要因は仕入債務の28.6%減少です。
純資産は前連結会計年度末比4.3%増の295.41億円となり、自己資本比率は82.6%(前連結会計年度末78.1%)に上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは5.73億円の収入(前年同期比72.7%減)となりました。主な要因は税金等調整前中間純利益17.31億円、減価償却費5.34億円、仕入債務の減少11.25億円です。
投資活動によるキャッシュ・フローは8.06億円の支出(前年同期比89.2%増)となりました。主な要因は有形固定資産の取得による支出5.29億円、投資有価証券の取得による支出3.01億円です。
財務活動によるキャッシュ・フローは3.43億円の支出(前年同期比13.4%増)となりました。主な要因は配当金の支払3.3億円です。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期通期の連結業績予想は、売上高305億円(前期比2.9%増)、営業利益27億円(同1.5%増)、経常利益28億円(同8.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益19億円(同10.0%減)を見込んでいます。
新設住宅着工戸数の減少や原材料価格の高止まり、為替の急激な変動など、不透明な事業環境が予想されますが、前回発表の業績予想は据え置かれています。
株主還元
当中間期の1株当たり配当金は40円(前年同期比5円増)となりました。2026年3月期の年間配当予想は80円(前期比5円増)で、中間配当40円、期末配当40円を予定しています。