大紀アルミニウム工業所の2026年3月期中間期は、売上高が1,504億9,800万円(前年同期比9.7%増)と増収となりましたが、利益面では減益となりました。海外子会社の業績低迷が主な要因ですが、通期では業績回復を見込んでおり、年間配当55円を維持する方針です。
主な事業セグメント
大紀アルミニウム工業所は、アルミニウム二次合金の製造・販売を主な事業としています。自動車関連市場が主要な需要先となっており、国内外で事業を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間期の連結売上高は1,504億9,800万円(前年同期比9.7%増)と増収となりました。しかし、営業利益は26億1,600万円(同0.9%減)、経常利益は16億6,000万円(同34.1%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は9億8,000万円(同38.6%減)と減益となりました。国内の需要は堅調でしたが、海外子会社の収益回復の遅れが影響しました。特にインドとタイの子会社の業績が振るわず、全体の利益を押し下げる要因となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前期末比4.7%減の1,556億8,500万円となりました。主な減少要因は、現金及び預金の8億100万円減、受取手形及び売掛金の35億9,600万円減、原材料及び貯蔵品の30億7,400万円減です。負債は前期末比5.7%減の844億9,700万円となり、主に短期借入金が42億8,700万円減少しました。純資産は前期末比3.4%減の711億8,800万円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは83億3,200万円の収入となり、前年同期の88億8,600万円の支出から大幅に改善しました。これは主に売上債権の減少や棚卸資産の減少によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは35億4,100万円の支出となり、前年同期比84.9%増加しました。財務活動によるキャッシュ・フローは53億7,300万円の支出となり、前年同期の125億8,700万円の収入から大きく変化しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高3,172億円(前期比5.8%増)、営業利益61億1,000万円(同26.4%増)、経常利益49億2,000万円(同31.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益33億6,000万円(同380.6%増)を見込んでいます。上半期の減益にもかかわらず、通期では増収増益を予想しており、下半期での業績回復を見込んでいます。
株主還元
2026年3月期の年間配当金は、前期と同額の1株当たり55円(中間25円、期末30円)を予定しています。配当予想に変更はありません。