株式会社ミクニの当中間期業績は、売上高が微減となる中で、営業利益が62.9%増、経常利益が27.8%増と大幅に改善しました。特にモビリティ事業と商社事業の利益増加が貢献し、親会社株主に帰属する中間純利益も前年同期の4,300万円から8億7,900万円へと大きく伸長しています。一方で、通期予想は減収減益を見込んでおり、下期の業績動向に注目が集まります。
主な事業セグメント
株式会社ミクニは、モビリティ事業、ガステクノ事業、商社事業を主な事業セグメントとしています。モビリティ事業では四輪車・二輪車・汎用エンジン用燃料供給装置類等を製造販売し、ガステクノ事業ではガス機器用制御機器類等を、商社事業では航空機部品類等の輸入販売を行っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の経営成績は、売上高が493億7,500万円(前年同期比1.8%減)となりました。一方、営業利益は18億5,700万円(同62.9%増)、経常利益は16億4,600万円(同27.8%増)と大幅に増加しました。親会社株主に帰属する中間純利益も8億7,900万円(前年同期は4,300万円)と大きく改善しました。セグメント別では、モビリティ事業と商社事業の利益が大幅に増加し、ガステクノ事業の損失も縮小しています。
貸借対照表の変化
当中間連結会計期間末の総資産は1,088億5,000万円(前期末比1.0%減)となりました。流動資産は597億7,200万円(同1.6%減)、固定資産は490億7,700万円(同0.3%減)となっています。負債は700億8,200万円(同1.4%減)、純資産は387億6,700万円(同0.2%減)となりました。自己資本比率は34.8%と、前期末の34.5%から0.3ポイント改善しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは36億9,300万円の収入(前年同期は48億9,400万円の支出)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは25億6,600万円の支出(前年同期比16.1%増)、財務活動によるキャッシュ・フローは1億7,200万円の収入(前年同期は83億1,700万円の収入)となりました。この結果、現金及び現金同等物の中間期末残高は30億1,100万円となり、前期末比71.4%増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
令和8年3月期の連結業績予想は、売上高1,010億円(前期比0.4%減)、営業利益30億円(同1.0%減)、経常利益24億円(同15.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益11億円(同44.9%減)を見込んでいます。前期と比較すると減収減益の予想となっていますが、中間期の実績を踏まえると、下期の業績に不透明感が残る状況です。
株主還元
当中間期の配当金は1株当たり6円で実施されました。次期(令和8年3月期)の配当予想は、中間配当6円、期末配当8円の年間14円となっており、前期と同額の配当が予定されています。