株式会社パイロットコーポレーションの2025年12月期第3四半期は、連結売上高944億5,600万円(前年同期比99.1%)、営業利益142億6,600万円(同100.2%)となりました。海外売上高が全体の約78%を占め、主力の筆記具事業では「G-2」や「フリクションボール」シリーズが好調でした。通期予想は売上高1,330億円、営業利益180億円を見込んでいます。
主な事業セグメント
株式会社パイロットコーポレーションの主な事業セグメントは、ステイショナリー用品事業(筆記具、文具)、玩具事業、産業資材・その他事業です。国内外で筆記具を中心とした事業を展開しており、海外市場の売上高が全体の約78%を占めています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当第3四半期連結累計期間の連結売上高は944億5,600万円(前年同期比99.1%)となりました。国内市場は206億7,500万円(同97.8%)、海外市場は737億8,000万円(同99.5%)でした。連結営業利益は142億6,600万円(同100.2%)、連結経常利益は146億2,000万円(同95.2%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は103億4,800万円(同87.2%)となりました。海外市場での売上減少や為替の影響がありましたが、原価や広告費の減少により営業利益は微増となりました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比1.0%減の1,748億7,900万円となりました。主な変動は、現金及び預金の34億800万円減少、有形固定資産の23億9,300万円増加、繰延税金資産の11億200万円減少です。負債は前期末比9.5%減の317億8,900万円となり、主に未払法人税等が26億300万円減少しました。純資産は前期末比1.1%増の1,430億8,900万円となりました。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期の36億3,400万円から46億600万円に増加しています。のれんの償却額は9,600万円発生しています。現金及び預金の減少34億800万円から、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスだったものの、投資活動や財務活動による支出が上回ったと推測されます。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は、売上高1,330億円(前期比5.4%増)、営業利益180億円(同1.1%増)、経常利益190億円(同5.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益145億円(同4.5%減)を見込んでいます。第3四半期までの実績に対し、第4四半期で売上・利益とも大幅な伸びを想定していることがわかります。
株主還元
2025年12月期の1株当たり配当金は、中間配当60円、期末配当60円の年間120円を予定しています。これは前期の年間配当117円から3円の増配となります。自己株式の取得も実施しており、株主還元に積極的な姿勢が見られます。