ニッチツの2026年3月期中間期決算では、売上高が微増の47.92億円となる一方、親会社株主に帰属する中間純利益は55.2%減の9,400万円と大幅減少しました。機械関連事業の売上高増加や資源関連事業の利益改善がありましたが、特別損失の計上が業績に影響しました。通期予想では売上高減少も利益増加を見込んでおり、年間配当は前期同額の維持を予定しています。
主な事業セグメント
ニッチツは機械関連事業、資源関連事業、不動産関連事業、素材関連事業を主な事業セグメントとしています。機械関連事業では舶用機器や産業機器、資源関連事業ではハイシリカ製品、不動産関連事業ではオフィスビル賃貸、素材関連事業では耐熱塗料やライナテックス関連製品を扱っています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は47.92億円(前年同期比1.7%増)、営業利益は1.49億円(同0.9%減)、経常利益は1.58億円(同32.4%増)となりました。親会社株主に帰属する中間純利益は9,400万円(同55.2%減)と大幅減少しました。これは主に工場改修等に係る固定資産処分損4,500万円を特別損失に計上したことが影響しています。機械関連事業の売上高は増加しましたが、利益は減少しました。一方、資源関連事業は売上高は減少したものの、利益は改善しました。
貸借対照表の変化
総資産は170億円(前連結会計年度末比5.3%増)、負債合計は52.45億円(同6.9%増)、純資産合計は117.54億円(同4.6%増)となりました。自己資本比率は69.1%と0.5ポイント低下しました。主な変動要因として、有形固定資産や投資有価証券の増加、流動負債その他に含まれる未払金の増加、その他有価証券評価差額金の増加が挙げられます。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは7.9億円の収入(前年同期比20.8%増)となりました。これは主に税金等調整前中間純利益1.16億円、減価償却費2.86億円、売上債権の減少2.21億円によるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは4.39億円の支出(同41.6%増)となり、主に有形固定資産の取得による支出4.31億円によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは1.4億円の支出(前年同期は3,900万円の収入)となり、主に配当金の支払い4,200万円や短期借入金の減少8,000万円によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の連結業績予想は、売上高90.5億円(前期比8.1%減)、営業利益4億円(同48.1%増)、経常利益3.4億円(同57.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2億円(同17.3%減)を見込んでいます。売上高は減少するものの、営業利益と経常利益は大幅な増加を予想しています。なお、この予想は2025年5月12日に公表された内容から変更されていません。
株主還元
当中間期の1株当たり配当金は17円(前年同期15円)となりました。2026年3月期の年間配当予想は35円(中間配当17円、期末配当18円)で、前期と同額を維持する予定です。