株式会社カワタの2026年3月期中間決算では、売上高は7.1%減少したものの、生産効率向上や経費削減により営業利益は33.2%増、経常利益は27.8%増となりました。しかし、通期予想では中国子会社の事業再構築に伴う損失計上により大幅減益を見込んでおり、今後の事業環境の変化に注目が必要です。
主な事業セグメント
株式会社カワタは、プラスチック成形関連のコアビジネスを中心に、電池、食品、化粧品、化学等の新規販売分野の開拓・拡大に注力しています。主な事業セグメントは日本、東アジア、東南アジア、北中米の4つで構成されています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間期の売上高は前年同期比7.1%減の92億900万円となりました。一方、営業利益は前年同期比33.2%増の3億8千100万円、経常利益は27.8%増の3億6千900万円となりました。親会社株主に帰属する中間純利益は8.6%減の1億2千700万円でした。売上高は減少したものの、生産効率の向上や諸経費削減により利益率が改善しました。
貸借対照表の変化
総資産は前連結会計年度末比5.2%減の240億100万円となりました。流動資産が11億7千600万円減少し、固定資産も1億2千600万円減少しました。負債合計は前連結会計年度末比8.9%減の107億7千万円となり、純資産合計は1.9%減の132億3千万円となりました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュフローの詳細な記載はありませんが、売上債権の減少や仕入債務の減少が見られます。投資活動では固定資産の取得や売却があり、財務活動では借入金の返済が行われています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
通期の連結業績予想は、売上高が前期比10.4%減の186億円、営業利益が57.3%減の4億2千万円、経常利益が60.3%減の4億1千万円、親会社株主に帰属する当期純利益が96.5%減の2千万円と、大幅な減益を見込んでいます。中国の生産子会社における事業体制の再構築に伴う損失計上が予想されています。
株主還元
当中間期の1株当たり配当金は19円で、前年同期の20.5円から減少しています。通期の1株当たり配当金予想は38円で、前期の41円から減少する見込みです。