オプトランの2025年12月期第3四半期決算は、売上高237.1億円(前年同期比5.9%減)、営業利益28.35億円(同55.1%減)と減収減益となりました。主にALD装置販売の減少や為替の影響を受けましたが、光学関連装置は好調でした。通期予想は売上高330億円(前期比1.8%増)、営業利益38億円(同42.2%減)を見込んでいます。
主な事業セグメント
オプトランは成膜装置事業の単一セグメントで事業を展開しています。主に光学領域の自動車向けディスプレイ・カメラ、光通信をはじめとした光学部品向け装置や、半導体光学の光電子向け装置を製造・販売しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2025年12月期第3四半期の連結業績は、売上高237.1億円(前年同期比5.9%減)、営業利益28.35億円(同55.1%減)、経常利益25.87億円(同62.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益20.64億円(同62.0%減)となりました。
減収減益の主な要因は以下の通りです:
1. 前年同期比で販売台数が減少
2. 利益率の高いALD装置販売の減少
3. 円高による為替差損の計上
4. 持分法による投資損失の計上
一方で、光学領域の自動車向けディスプレイ・カメラ、光通信をはじめとした光学部品向け装置や、半導体光学の光電子向け装置は好調でした。
貸借対照表の変化
資産合計は797.72億円(前期末比2.0%減)となりました。主な変動は以下の通りです:
1. 流動資産が514.99億円(同5.6%減):現金及び預金、原材料及び貯蔵品の減少
2. 固定資産が282.73億円(同5.2%増):AIメカテック株式会社の株式取得による投資有価証券の増加
負債合計は259.61億円(前期末比15.7%増)となりました。主な変動は以下の通りです:
1. 流動負債が181.57億円(同23.0%増):契約負債の増加
2. 固定負債が78.04億円(同1.7%増):繰延税金負債の増加
純資産合計は538.1億円(前期末比8.8%減)となりました。主な要因は自己株式取得による自己株式数の増加と為替換算調整勘定の減少です。
キャッシュフローの変化
キャッシュ・フロー計算書の詳細な開示はありませんが、現金及び預金が前期末比7.1%減少し302.1億円となっています。これは主に自己株式の取得(32.32億円)によるものと推測されます。
また、営業活動によるキャッシュ・フローに関連する項目として、減価償却費が7.71億円計上されています。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2025年12月期の通期連結業績予想は以下の通りです:
売上高:330億円 (前期比1.8%増)
営業利益:38億円 (同42.2%減)
経常利益:40億円 (同51.2%減)
親会社株主に帰属する当期純利益:32.5億円 (同48.8%減)
8月8日に公表した業績予想から変更はありません。世界経済の不透明感が続く中、減益予想となっていますが、売上高は微増を見込んでいます。
株主還元
2025年12月期の年間配当金予想は54円(前期比2円増)です。内訳は以下の通りです:
中間配当:27円(実施済み)
期末配当:27円(予定)
配当予想に変更はなく、増配の方針を維持しています。