株式会社アバールデータの2026年3月期第2四半期決算は、半導体製造装置市場の回復遅れにより、売上高42.94億円(前年同期比23.2%減)、営業利益3.16億円(同59.2%減)と減収減益となりました。しかし、自己資本比率90.7%と財務基盤は強固で、年間配当は前期比29円増配の99円を予定するなど、株主還元にも注力しています。
主な事業セグメント
株式会社アバールデータは、半導体製造装置関連、産業用制御機器、計測機器の開発・製造・販売を行う受託製品セグメントと、組込みモジュール、画像処理モジュール、計測通信機器の開発・製造・販売を行う自社製品セグメントを主な事業としています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
2026年3月期第2四半期の業績は、売上高が42.94億円(前年同期比23.2%減)、営業利益が3.16億円(同59.2%減)、経常利益が3.81億円(同55.4%減)、中間純利益が2.81億円(同54.4%減)となりました。半導体製造装置市場の回復の遅れが影響し、受託製品セグメントの売上高は27.84億円(同21.1%減)、自社製品セグメントの売上高は15.09億円(同26.8%減)と減少しました。
貸借対照表の変化
総資産は227.73億円(前期末比5.36億円増)となりました。主な増加要因は、現金及び預金の12.86億円増、投資有価証券の7.2億円増です。負債は21.15億円(同6,200万円減)、純資産は206.58億円(同5.99億円増)となりました。自己資本比率は90.7%(同0.5ポイント増)と高水準を維持しています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは13.9億円の増加(前年同期は4.58億円の減少)となりました。主な要因は税引前中間純利益の計上、棚卸資産の減少、法人税等の還付金の入金です。投資活動によるキャッシュ・フローは8,700万円の増加(同5.09億円の減少)、財務活動によるキャッシュ・フローは1.9億円の減少(同16.33億円の減少)となりました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期業績予想は、売上高86億円(前期比21.7%減)、営業利益7.7億円(同45.8%減)、経常利益8.6億円(同44.0%減)、当期純利益5.6億円(同50.8%減)を見込んでいます。半導体製造装置市場の回復の遅れが影響し、前期比で減収減益となる見通しです。
株主還元
2026年3月期の年間配当金は、第2四半期末45円、期末54円の合計99円を予定しています。これは前期の年間70円から29円の増配となります。安定的な配当に係る補完的指標としてDOEを導入し、株主還元の強化を図っています。