いよぎんホールディングスの2026年3月期中間決算は、経常収益が13.5%増の1,380億円、経常利益が28.6%増の552億円、中間純利益が44.4%増の432億円と大幅な増益となりました。政策保有株式の売却益や和解金の特別利益計上が寄与し、通期予想も上方修正されています。自己資本比率の上昇や増配など、財務基盤の強化と株主還元の拡充も進んでいます。
主な事業セグメント
いよぎんホールディングスの主な事業セグメントは、「銀行業」と「リース業」です。銀行業では預金、貸出、有価証券投資、為替業務等を行い、リース業ではいよぎんリース株式会社がリース業務等を展開しています。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間期の連結経常収益は前年同期比13.5%増の1,380億400万円となりました。経常利益は28.6%増の552億4,300万円、親会社株主に帰属する中間純利益は44.4%増の432億4,300万円と大幅に増加しました。政策保有株式等の売却によりその他経常収益が増加したことが主な要因です。また、基幹系システム高度化に関する和解金60億円を特別利益に計上しました。
貸借対照表の変化
総資産は前年度末比1.7%増の9兆3,539億円、純資産は5.9%増の8,500億円となりました。主要勘定では、預金等が0.9%減の7兆468億円、貸出金が2.2%増の5兆9,674億円、有価証券が4.4%増の1兆9,300億円となっています。自己資本比率は前年度末の8.7%から9.1%に上昇しました。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは752億円の支出となり、前年同期比1,095億円改善しました。投資活動によるキャッシュ・フローは531億円の支出となり、前年同期の367億円の収入から大きく変化しました。財務活動によるキャッシュ・フローは112億円の支出となり、前年同期比3億円増加しました。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期通期の連結業績予想を上方修正しました。経常収益は前期比4.4%増の2,420億円、経常利益は18.0%増の885億円、親会社株主に帰属する当期純利益は23.8%増の660億円を見込んでいます。これは当中間期の好調な業績を反映したものと考えられます。
株主還元
2026年3月期の中間配当金は1株当たり30円と、前年同期の20円から10円増配されました。期末配当金も30円を予定しており、年間配当金は前期比15円増の60円となる見通しです。配当性向は上昇し、株主還元を強化する方針が示されています。