株式会社いつもの2026年3月期中間決算では、売上高が前年同期比14.5%増の75.32億円となり、損失幅も縮小しました。ソーシャルコマース領域への先行投資を継続しつつ、主力サービスの成長が業績を牽引しています。通期予想は売上高150.42億円、営業利益2.54億円を見込んでおり、下期での利益改善が期待されます。
主な事業セグメント
株式会社いつもは、ブランド・メーカーへのEC事業総合支援・D2C及びECプラットフォーム運営を展開しています。主なサービスとして、Oneコマースサービス、協業ブランドパートナーサービス、共創・自創バリューアップサービス、ECプラットフォームサービスがあります。
当決算における事業や経営成績の主な変化
当中間連結会計期間の売上高は75.32億円(前年同期比14.5%増)となりました。営業損失は4,500万円(前年同期は8,900万円の損失)、経常損失は5,400万円(前年同期は1.05億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失は1.01億円(前年同期は1.11億円の損失)と、損失幅は縮小しています。売上高の増加は主にOneコマースサービスと協業ブランドパートナーサービスの成長によるものです。一方で、ソーシャルコマース領域への先行投資を継続しており、これが利益に影響を与えています。
貸借対照表の変化
当中間連結会計期間末の総資産は87.61億円(前期末比1.8%増)となりました。主な変動として、現金及び預金が14.9億円減少した一方、売掛金が11.19億円、商品が3.07億円増加しています。負債は64.87億円(前期末比3.9%増)となり、主に短期借入金の減少7億円、買掛金の増加1.14億円、未払金の増加6.72億円がありました。純資産は22.73億円(前期末比3.8%減)となっています。
キャッシュフローの変化
営業活動によるキャッシュ・フローは7.61億円の支出(前年同期比4.53億円増)となりました。主な要因は売上債権の増加11.19億円、棚卸資産の増加3.1億円、未払金の増加6.72億円です。投資活動によるキャッシュ・フローは1.01億円の支出(前年同期比2.55億円減)となり、主に無形固定資産の取得によるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは6.26億円の支出(前年同期は6.03億円の収入)となり、主に長期借入金の返済によるものです。
今年度、来年度の業績見通しの変化
2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高150.42億円(前期比7.9%増)、営業利益2.54億円(前期比242.4%増)、経常利益2.25億円(前期比418.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1.52億円を見込んでいます。当中間期の業績は概ね計画通りに推移しており、通期の業績予想に変更はありません。
株主還元
配当に関する具体的な記載はありませんが、2026年3月期の年間配当金は0円と予想されています。